長野県の一等三角点
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■ はじめに

三角点とは、地球上での位置を知るために実施される三角測量で使われる基準点のことです。
明治中期になって、全国を網羅する三角測量が始まりました。三角点の出発点は、東京都港区麻布台中央官庁合同会議所内にある日本経緯度原点で、当時ここにあった東京天文台で星を観測して精密な緯度、経度が決定されました。その後、一等三角点から順次、二等、三等、四等と三角網が形成され、全国に大三角網が張り巡らされたのです。
三角測量を行うにあたってはひとつの問題がありました。単一の基点から測量すると、末端では誤差が大きくなってしまいます。そこで、全国に14ヶ所の基線場が設けられました。そのひとつが須坂基線場です。各基線場からの測量で隣接する境界で誤差を少なくして、一等三角点網を全国に広げたのです。
須坂基線場は「美信三角鎖」といって、長野、岐阜、福井、石川、富山、新潟、群馬の基点になっています。三角点の十字の中央が緯度、経度を表しており、上面が東京湾の平均海水面を零とした標高です。また、○等三角点と彫られた側面が南を向くように埋設されています。
長野県内には現在、33ヶ所の一等三角点があります。これらすべてを探訪したいと思います。  

 
長野県の一等三角点網

 
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